SOULWAX

SOULWAXってなんかもう響きがかっこいい。そもそもSOULWAXってどんな意味があるんだろう?もともと言葉としては意味が無さそうだぁ。そんな気がする。たぶんなんとなくで決めたんだろう。
おれのなかで勝手にSOULWAXはこう解説できる。
SOULは魂。
WAXはロウ、または磨きをかけるみたいな感じ。またはスタイリングするときに使うワックス?。
そう考えると自分のなかでSOULWAXとは…音への魂(感情)をスタイリングするワックスのようにさまざまな形に練り上げそこに自分達なりのやり方でもある音楽形態を固めるという意味になるのではないのだろうかと解釈する。
といきなり話をしまいましたが、本日のおすすめはSOULWAXです。自分もそうなんですが2MANY DJ’SのサイドプロジェクトがSOULWAXだと思い込んでいました。
しかぁ〜しっ!それは間違っていたようです。まったくその逆にあたるそうです。そう!あの2MANY DJ’Sこと奇才のデワーラ兄弟が所属するバンドユニットがSOULWAXなのである。そしてこっちが本命なのです!
驚きました。まさかあの兄弟の本命がバンドだったとは…
デワーラ兄弟と言えばあの2MANY DJ’Sでアルバムをリリースしさまざまなジャンルが彼らの手により、ディステニィー、ヴィタリック、ロイクソップ、エレクトロシックスやらをごちゃごちゃにぶった切り新しい曲へと変身させ、しかもそれらをクラブミュージックに重ね大ヒットのモンスターアルバムとなったのは記憶に新しいでしょう。
そんな彼らがバンドだったとは…このギャップがさらにかっこよさを引き立てます。しかもこのバンドのすごいところ。
作品によって彼らを担当する人間が変わるということ。しかもその人材選びにはビックネームをもったアーティストが関わっている。マリリン・マンソン、ハウスキャットスマッシング・パンプキンズなどのアーティストが手懸けているのだ。これにも驚きました。自分達が1つの作品を仕上げていくうえでどんな人間を使えばそこに近付けるのか。そのことをきちんと把握しているのです。
過去の作品がきいてみたい!
そこまで考え完璧な形でかれらは自分も含めリスナーへ作品を提供しているようです。
そして今回紹介するアルバムのタイトルはエニー・ミニッツ・ナウ。この作品一とり聞いてみての感想は、やっぱり2MANY DJ’Sとして活躍してきた彼らだけのこともあり、うまくロックとダンスミュージック特有の4つ打ちが絡み合っているように感じます。全部が全部ってわけではないのですがいくつか4つ打ちの楽曲が出てきます。またエレクトロまでもが。
そこへさらに根ぶとく響くベースがうまくのっています。しかも普通につないだものではなくディスがかかったひずんだ音で。
さらにはグリーンディのようなメロウなものまでとにかく盛り沢山!
この作品は各ジャンルがうまく取り組まれたやばい作品です。一つのジャンルが片寄るのではなくロックもあればダンスもあり。
また彼らは過去にサマソニにも出演を果たしているようです。やはり圧倒的な存在感をはなっていたことでしょう。
そしてヨーロッパでも絶大な人気を浴びており注目度もかなりのものとか。
そしてその大きな活動をしてきたうえで新しい産声をあげたアルバムが今回の作品なのです。
この作品で一番感動した曲、ザ・バラード・トゥ・ホォーゲット。他の曲とは違いピアノだけで歌われています。ピアノにあわせて歌う彼らの姿は普段あまり目にすることはなかなかできでしょうね。ピアノまでも操る彼らはもう本物です。
そして作品のタイトルにもなっている曲、エニー・ミニッツ・ナウ。この曲かなりの曲者。超かっこいい。
まさにロック中のロックがこの作品。ほぼ同じギターとベース、一定のループでくりかえされるドラム。
すべての音がきれいにはまりギターでウィンウィンとうならせています。
でもサビはしっかりきれいに歌ってしまっています。
こんなハイクオリティーな曲を聞いたのは久々かも…中盤に向け流れも盛り上がっていき終盤はきちりと歪みのかかったディストーションでソロ。感無量です。おわり方はちょっとあっさりだけど…
こんな気持ちのいいバンドが存在していたことに気付かなかった自分が悔しいですが、今こうして彼らを味われえるのは最高です。

しばらく彼らにのめり込みそうな予感たっぷりです。
また2MANY DJ’Sの彼としても今後の活動に期待したいと思います。

あぁ〜おれも曲作ろう!