北野

昨日、岩井シネマサンシャインであの超モンスター映画(TAKESHI'S)見てきちゃいましたよぉ〜
はっきり言いますが、おもしろすぎ。それはわかってると思うけど…
エェ〜ンド、理解不能。完全に脳機能停止。
ストーリも見えそうで見えない。常に見る側の考えの裏の裏のさらにまたその裏をついてくる。
思考回路をぐちゃぐちゃにさせる、タケシの狙いどおりの作品に仕上がったのではないかと思う。
はっきり言ってあれを一度で理解できる人は本当にごくわずかでは。と言うか、いない。たぶん何回見てもわからないままだ。
次々に行き来する、現在、過去、未来。夢。
そして、次から次へとあふれ出てくる人間。そして、妖怪。幻想の世界。
しまいには、あのタップ。しかも、今回も座頭市に続いて、タケシ自らが演じる主人公は、独特でクールな無口。そして、なぜがスクリーンを通して彼を見ると悲しそうに見えるのは僕だけでしょうか。
バトルロワイヤルもまたその一つ。
バトルロワイヤルは酷い映画でしたねぇ〜。2は見てないけど。っていうかあまりにも酷くて見たくなくなりました。あれってタケシ作?
でもタケシって本当にすばらしい人です。
うちのグラマーも言ってたけどあの人は国の宝っ!なんて事まで言っちゃってました。
お笑いから始まり、映画監督、そして俳優。元気のでるテレビの脚本はテリー伊藤だけど、今おもしろいコーナーでやってる事はあの頃に全部やってたみたいだし、そこにたけしもいたわけで。深夜のお笑いの司会。ピカソの司会。丸見えの司会。そんでもって頭の切れる映画監督にもスイッチが入れ替わるわけで…
そして俳優。あげくの果てには、教育にもついて語りまくる。しかも単刀直入にわかりやすく。天才だねあの人は。札付きの天才だよ。
香取も映画を観て、『今回の映画は自分には難しすぎてわからなかったのですが』というコメントにたいして、タケシは「自分が観て思った事がこの映画の答えです」的なことを言っていたらしい。
その答えさえおれはみつけることができなかったって言うのに…
かっこつけてないのに、かっこいい。そして部活の顧問勲に似てる。
今回の作品は本当にやばい。やばすぎるスキル。そしてまだまだ伝えきれないものが沢山、山のようにあります。
いったいどこまで彼はやるつもりなんでしょうか?
と言うか彼に関しては終わりはないと感じているのは自分だけ?
次回の作品が楽しみです。また今回の映画を見るチャンスがきたら何回もトライしようと思います。
また、まだ見たことのない武脚本の作品もどんどん見てみようと思います。
皆さん見るときはぜひ心の準備を。