オレンジマグンジ

今日ニュースを見ていたらオレンジレンジがなんと日本で2番目のCD売り上げ枚数を記録したらしいです。
と言うのも期間は2年半。総売上枚数1000万枚。これはB'z以来の快挙らしいです。
オレンジレンジが出てくるまでの間たくさんのアーティストがいたのにもかかわらずその記録は出なかったんですねぇ。
あいつら一体なにもの?沖縄出身だから売れちゃったわけ?
流れ的にはモンパチと同じくらいの流れで出てきたんだっけ?
まぁ確かに彼らのやりたい曲っていうのは売れ線だよなぁ〜
つまんねぇよあんな曲。
メッセージ性と協調性にかけてるね。
だったらマグバンドが一番だよ!かっこつけてないし、練習でも、少ししか見てる人いないのに超照れちゃって?いや、恥ずかしくなって緊張しちゃって超ピュアじゃん。
ちょっと歌えば声枯れるし。最高だね。男くさいね。
っということで我らがバレー軍団のマグレイのサイドユニット【マグバンド】が今回初ステージを控えているわけですが、カヴー曲を披露します。
カヴァーバンドはグリーンディにランシドにハイスタにブルーハーツ
で今回はその中のひとつランシドについて語りたいと思います。
無理矢理この流れに持っていきましたW
まずはメンバー紹介。
Gu&Voティム・アームストロング
ラーズ・フレデリクセン。Ba&Voマットフリーマン
Dramsブレットリードの構成であるわけですが、ティムとマットは昔からランシドの前にバンド活動をしていました。このバンドは今だに人気が衰えることがなく、今も尚人気を維持しています。
もう十数年前にもなりますがオペレーションアイヴーという名前で活動。
どちらかというと今のような曲調ではなく、スカよりのアルバムになっています。このアルバムを聞くと当時の器材のレトロ感を味わえることができます。
またジャケをみるとティムのギターはシールドを差し込む部分がガムテームでガチガチにかためてあるところを見ることができます。
有名な曲ではノレッジ、ユニティ、ビックシティーetcがあり、また黒影の人間像を描いたジャケも有名です。仮面ライダーアマゾンのようなポーズをしています。
しかしこのアルバムはファーストにしながら最初で最後のアルバムとなりました。そして彼らは伝説のバンドとなったのです。
そしてその後、出てきたバンドが新しくブレットを加えパンク番長となったランシドなわけであります。
当初彼らはスリーピースバンドでした。
タイトルはランシド。このアルバムの代表曲がハイエナ。
熱い熱い太い太い音で始まる曲。ひたすらベースが忙しなく弾き飛ばされた曲は超カッコイイ。
これだけではないけどこの作品は基本的にハードです。ドラムは今までどおりあまり変化は見せてはいませんがギターとベースはマジで早い。
ハードコアです。この音楽形態がランシドの原点でもあります。
1995年作。
この当時有名だった話として、ティムが薬中であったこと。そしてこの薬中から更正しようと現われたのがラーズです。こんな素敵なエピソードがあったんですね。
まるで神のようですね。
そしてセカンドアルバムのレッツゴーが発売。ここからラーズを迎え今の形になりました。
このアルバムの代表曲がレディオ。どういうわけかランシドの代表曲は前半に収録されていることがおおいです。
この辺りから以前のアルバムに比べハード差が徐々に薄れていきます。また終盤に入っているネイムという曲もタモリクラブのそら耳アワーでピックアップされていました。
「よう、どう?のまねぇ〜」と聞こえます。
続いてサードアルバム。
アンドアウトカムジウルブス。
このアルバムはもっともランシドの中ではポップに仕上がっています。非常に聞きやすくソフトなアルバムです。
代表曲としてはタイムボムが有名です。ミニアルバム『タイムボム』としても作品をリリースしています。
またロマンチックな話としとこのアルバムに収録されているルビーソーホーという曲はラーズが恋人に送ったという説があります。曲を聞いただけではそのような感情が生まれないような感じですが…
そのへんもうまくクールに決めちゃうところがさすがランシドです。
また一発目に収録されたマクスウェルマーダーもかなりいい感じにベースがあばれています。
四枚目のアルバム。ライフウォントウェイト。
このアルバムで有名な曲はブロットクロット。ヘイ!へい!と言っているこの曲は非常にクールな曲です。
このあたりからベースの太く響く音が復活してきます。このアルバムはランシドとしては初の試みでもあります。レゲエ、ブルース、といった要素を新しく取り入れ、今までの男臭さを残しつつも決して原点は崩さず新しいアメリカン的なアルバムと仕上がっています。
またロック的な曲もこのアルバムからは聞くことができます。
今までのランシドに聞き慣れている人はあまり最初にピンとくるものはないと思いますが、聞く回数を重ねるとジーンズのように味が出てくるので個人的にはこのアルバムが一番好きでおすすめでもあります。
次に出たアルバムがランシドⅤ。待っていましたこの早さ!
そしてついに帰ってきましたハードパンク。じつにこの調子にもどるまで7から8年はかかったのでは…
いわゆるこのアルバムは自分の中では原点回帰と勝手に判断しています。
ひさびさのリリースというのもあり期待を胸に抱き聞きましたがビンゴでした。久々ですこの感覚。
このアルバムで有名な曲はパンクオーラマにも収録されたレッツミーゴー。またレディオハバナ。ポイズン。そしてランシド一のベース早びきアクシオム。
このベースはランシドにしかできないまさに神業です。さすがぷろです。
しかも今回このアルバムが最後になるのではないだろうかと騒がれたアルバムでもあります。
全収録数は39分39秒。サンキューサンキュー?気のせい?
でもそれは本当だった。最後の曲ではランシドよりメッセージが。当時の気持ちを思い出すと今でも胸が苦しくなります。
その言葉は「とりあえず別れの歌だ。またいつかみんなと会う日まで。またピットで会おうぜ。ランシドより」やばい…
感動というか残念な気持ちでいっぱい。長い間聞いてきたランシドが終わってしまう。パンク界でもこれは大きな話題を生むはず。なんてこった…
でも言いたい!ランシドありがとう。よくわからないけど俺頑張るよって感じだった。
当時高校生だからそれを聞き終えバイトに行くやいなややる気出ませんでした。
でしばらくして新しいのが出るって話を聞いてなんだよそれ!って感じ。
あんだけ沈んだ俺はばかだったのか…あんなかっこよくしめられたら誰だって悲しむよ。
でも正直ホッとしたんだけどね。
よかった。
でもよく考えるとランシドはあの時、別れを告げる為のメッセージではなかったのかもしれない。
俺が勝手に考えすぎていたのだろうか。
あのランシドが終わるわけがないもんな。
終わるとしてもクールに何も言わず終わるような気がする。
でもあまりにも偶然が重なったから少し不安になったのかもしれない。
どっちにしてあっぱれじゃい!
マグバンドがんばろう。
ランシドがんばれ。