60年

今年は日本国民にとって決して忘れてはならない広島、長崎の原爆投下、そして第二次世界大戦終戦から60年目の年。
日にちはすぎてしまったが昨日8月15日が丁度その日に当たる。
自分は体験をしていないから本当の怖さというものは分からないがこれがいいことなのか悪いことなのか、と言う事はもちろん理解できる。そして今もなお被爆した人々、そして家族をなくした人々の気持ちも痛いくらいに伝わってくる。
でも本人達は自分達以上にその悲しみとすさまじさ、そして亡くなってしまった人々の叫びと苦しみという重りを背負い今も生きているのだ。
8月6日の午前8時頃。上空560メートル付近で世界で唯一の原爆投下の被害にあった国、日本、広島県で悲劇は起こった。
投下からしばらくたち上空で炸裂。1秒ぐらいたってから被災地にあった中心部は4000度にも達したという。中心部の生きものは一瞬にし焼け消え、建物も姿をなくし壊滅。中心部からすこし離れた場所では皮膚はただれ落ち黒焦げに焼けた人間が水を求めさまよう。一瞬にして地獄へと化した。
でもこれは自分達と同じ人間が起こしたまぎれもない事実。
この間テレビで投下を行なったアメリカ人、そして被害にあった女性の二人をうつした映像が流れた。悲しみに暮れた女性はアメリカ人に対して謝ってほしいとただそれだけだった。しかしアメリカ人は決して謝らないと言っていた。そしてその男はこう言葉を投げ捨てた。「パールハーバーを忘れるな」と。それまで被害者側でもの受けとめていた日本人としての自分は間違っていると感じた。
どちらも悪くない。どちらが悪いといったらむしろ日本が悪いように感じる。
戦争なんてやってもなんの得にもならない。
とあるブログを見ていたらこんなことが書いてあった。もしこの世に神が存在するのならまっさきに人間を神はなくすだろう。と。
まったくその通りだ。人間ってのは見にくいか弱な生きもの。もちろん自分もその一人。人間は地球からしてみればガン細胞。なんか意味が分からなくなってきた…
とにかく人間は地球に必要かどうかを尋ねられたらきっと必要ないと思うかもしれない。
人間がいなければ戦争もなかっただろうし地球だって健康でいれたわけだし。無駄な命を奪うことだってなかった。自業自得。
もうこんなことがあっちゃっいけないんだよ。そうですよねファッキン政治さん?国のためなんていいながら結局は自分方位じゃねぇか。
あんたらに任せたくはないけどもうあんたらに頼るしかないんだよ。
頼んだよ政治さん。重い国民って荷物を背負ってるんだからさ。